◆未来へのレッスンin京セラ◆
鹿屋体育大学名誉教授で、日本水泳連盟ナショナルコーチも務めた田中孝夫氏による1泊2日の合宿―“未来へのレッスン”-が、去る7月21―22日にホテルインターナショナルゴルフリゾート京セラにて開催され、当教室にスポーツクラブエルグ、横川スポーツ少年団を加えた3団体合同チームの小学5年生から高校1年生の計20名が参加しました。県中学校水泳競技大会や県学童選手権大会前ということもあり、ハードな泳ぎ込みよりも、大会前の調整も考えられた今回のプログラム。きれいなフォームで速く泳ぐための泳法(技術面)と、日頃の練習への心構えや大会直前の練習への取組み方(精神面)の両面から指導を受けました。参加したメンバーからは、「とても勉強になった、もっと頑張りたい!」と言う声が聞かれました。
◆オーストラリア研修報告(2)◆
水泳大国と言われるオーストラリア。プールやビーチにも、幼児から大人まで水に親しむ人たちがたくさん!ブリスベン近郊のカロウンドラにあり、今年設立50年を迎える「ペリカンウオーターズスイムクラブ」を訪問しました。トップクラスは、5:30~7:30の朝練から一日がスタート。下校後、約2時間の練習もこなします。クラブの経営者でもあり、オリンピアンも育てた、コーチのジョン・ワラス氏は、育てた選手が金メダルをとってくれたら嬉しいと微笑む。“子供達には、水泳を通じて社会に貢献できる人になってほしい”と、熱意をもって指導する姿が印象的でした。
ペリカンウオーターズスイムクラブ ジョン・ワラスコーチ&オリンピアンのテサ・ワラスさん(左隣)とトップクラスの選手たち
――世界のトップスイマーほど圧倒的な量や強度の練習メニューを愚直にこなし続けている――
これが研修を終えた後、強く感じたことです。10月28日~11月6日、お休みをいただきコーチ研修の為、オーストラリアへ行って参りました。オーストラリアではブリスベンを中心に3か所のスイミングクラブを視察。視察の合間にはブリスベンが属するクイーンズランド州の水泳連盟を表敬訪問、他、州のスポーツ研究所やスポーツサイエンス施設を見学しました。研修に先立ち、各クラブコーチや選手に前もってアンケートを送り、水泳に対する想いを聞いたり、プールサイドで効果的な練習内容を伺ったり、トップ選手の水中映像もビデオに収めてきました。これらは、今後の教室での練習で紹介していきます。
*ケイト・キャンベル(右横:女子100m自由形短水路世界記録保持者)、コーチ、選手と共に*
昨年のリオ・オリンピック大会に金メダルの期待を背負い出場するも惨敗。彼女に対する非難が大きかったが、彼女を支えたのは、オーストラリア国民の励ましの声だった。それから、1年後、彼女は努力を続け、見事に今年10月28日、50秒26の短水路世界新記録を樹立。